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 〜貿易が盛んだった琉球王朝時代から、琉球列島の中でもっとも美しい島であることから、久米島は「球美の島」とも呼ばれてきました。そんな久米島の概要を紹介します。

 
◆久米島の位置、地勢 〜島全体が県立自然公園に指定されている

久米島は、沖縄本島那覇市の西方約100Kmの東シナ海に位置し、久米島本島及び奥武島・オーハ島の有人離島・鳥島・硫黄鳥島などの無人島から構成されています。

久米島の北部から中央地にかけて、宇江城岳・大岳などが連なり、南部にはアーラ岳を中心とする山地となっていて、島の中央部に連なる山地から海岸に向かって緩やかな傾斜地が広がり、耕地として利用されています。
島の南西海岸は、緩やかな砂丘海岸で北西海岸には、発達した珊瑚礁が延び、久米島を取り囲むような形で内海が形成されています。(昭和58年・島全体が県立自然公園に指定)南東海岸部は、平成8年に「日本の渚百選」に選ばれたイーフビーチやはての浜など美しい海浜地帯となっています。

 
◆久米島の面積

久米島町の総面積は63.21kuで、沖縄県内で5番目に面積の大きい自治体となっています。

 
◆久米島の人口・世帯数 (平成19年4月31日現在)

久米島町人口/9,186人 久米島町一般世帯数/3,836世帯 

 
◆久米島の気候
年間平均気温 22.7℃
年間平均最高気温 25.3℃
年間平均最低気温 20.2℃
年間降水量 2,138,0mm
年間平均湿度 76.0%

久米島は、1年間を通し温暖な気候に恵まれる南西諸島気候区に位置しています。南東海岸部は、平成8年に「日本の渚百選」に選ばれた「イーフビーチ」があり、東洋一といわれるサンゴでできた真っ白な砂とコバルトブルーだけの砂州・「ハテの浜」(楽園と呼ぶにふさわしい)など美しい海浜地帯となっていて、スノーケルなどで楽しんでいる方も多く、ダイビングのポイントでは、久米島の周囲が1,000m級の深い海に囲まれ、魚類の豊富さは、数多い熱帯魚だけでなく、親子で海遊する「ザトウクジラ」や「ジンベイザメ」・「イルカ」・「マンタ」・「ハンマーヘッドシャーク」など、ダイバーの「こころ」をわくわくさせる環境があります。
北上する久米島近海の黒潮海流が豊かな魚場を形成していて、特に久米島の「キハダマグロ」の釣りに関しては、久米島の漁業関係者の魚場である「パヤオ」の開放により、「沖釣り」や「ルアーフィッシング」には評判が高く、毎年多くのアングラーたちが久米島を訪れます。これも又、久米島の豊かな自然の恵みと言えましょう。

 
◆歴 史 〜古くから琉球の粋を集めたとされた美しき島

琉球王朝時代は、中国をはじめ、東南アジアや朝鮮、日本と盛んに貿易(中継貿易)や通行を行っていた時代、久米島は、その「寄港地」として栄えていた。さまざまな文物と共に17世紀の初め頃紬は伝わったとされる。
さあ「球美(久米島)の島」の歴史の中へ・・・。久米島が初めて歴史書に登場するのは、「続日本記」で「和銅7年(714)に球美の人が奈良を訪れた。」ことが記されている。球美とは、久米島のことと言われている。
球美の歴史の中で、その時代この地では岩の間から湧き出る自然の「泉」を「山の汁」と呼び、その山の汁をせき止め田を作り、稲作を盛んに行っていきました。

久米島紬
(国指定重要無形文化財
上江洲家
(国指定重要文化財建造物
具志川城跡
(国指定史跡)
旧仲里間切蔵元跡石牆
 
◆草 花 〜大地の恵み、美しき島に彩る、琉球の彩。

中国から伝来したといわれる「久米紅(くめくれない)」と呼ばれる貴重な椿が自生?している。豊かな自然は琉歌などに数多く歌われ、特に「白瀬走川に、流りゆくるさくらすくてぃ、思里に貫ちゃいはきら」が有名である。
「しらせはいかわに ながりゆるさくら すくてうみさとに ぬきゃいはけら」

白瀬川に流れている桜の花をすくい集めて糸に貫きとめて吾が愛しい人の首にかけてみたい。という恋人への切ない心情を歌ったものである。

クメジマツツジ 白ツツジ クメクレナイ クメシラナミ
 
◆小動物 〜天与の恵み、美しき島に息づく、数多の命。

山地から民家の周辺の河川流域に、久米島だけに生息する「クメジマボタル(県指定天然記念物)」が4月上旬から5月上旬にかけて観察することができる。発光は、他のホタルより大きく、集団で乱舞する習性を持ち、メスは明け方に集団で産卵する。日没後の紫色の空に幻想的に光るホタルが見られる。
その山の渓流には「キクザトサワヘビ(県指定天然記念物)」が生息している。

クメジマボタル 1993年4月に発見され、国内における水生のホタルとしては、他にはゲンジボタル・ヘイケボタルが知られるだけである。
キクザトサワヘビ 久米島の山地渓流だけに生息する水生のヘビで生態についてはよりわかっていない。ヘビ類としては国内でも珍しく種の保存法により保護区が設けられており、県指定天然記念物となっている。
 
 

 

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