泣きたくなったら訪れる場所『久米島・家出旅』
Trabel to Kumejima

「私、無理しているなぁ」。

人付き合いは、それほど得意な方ではなく、上司への気疲れや、同僚とのなれあいもあり、最近、よくそう思うようになった。

怒られている女性の画像

日常と距離をおきたいと、なんとなくそう思っていた頃、ふと、ニュースアプリの広告をみていると、沖縄に、久米島という離島があることを知った。

冬でも暖かい沖縄がとても好きで、石垣島や宮古島は、何度か行ったことがある。

久米島は、パワースポットとして知られているようで、観光客も、石垣島や宮古島と比べても少ないという。

「これなら一人でのんびりできるかも」そう思い、すぐに2泊3日の飛行機を予約した。

1日目Firstday

飛行機の眼下にみえる白砂は・・・

いつもより早起きして空港への電車に飛び乗り、乗り継ぎの那覇空港から約30分。

機長から、そろそろ到着することと、窓から美しい景色が見られるというアナウンスがあった。

「あ、ハテの浜だ。」

飛行機から見る海の画像

機内から見えるその景色は、まるで指でなぞったかのように、なめらかな白砂の曲線と、青い海とのコントラストで、まさに天国という表現にふさわしいと思った。

パワースポット
ミーフガー

01
ミーフガーの画像

レンタカーを借り、まず「ミーフガー」という場所へ向かった。
ここを最初に選んだ理由は、パワースポットとしていろんなサイトで紹介されていたからだ。

突如、海岸沿いに見えてくるこの場所は、近づくにつれ、存在感を増していった。

「わぁ…お、おおきい」。

ミーフガーの画像

圧倒的な大きさのこの岩は、近くだとカメラに収まらないほどだった。

“子宝を望む女性がこの岩に拝むと、ご利益がある”と古くから言い伝えられているらしい。

私も、それ以外のこともあわせて祈願し、ここを後にした。

車の画像

手つかずの自然が残る
ニブチ森散策へ

02
ニブチ森の写真

午後は、「ラムサールの森ガイドツアー」に参加した。

もともと自然豊かな場所を散策することが好きで、気分転換になればと思い、旅行前に申し込んでいたのだ。

冬の時期、関東だと枯れ木なので味わえない体験だ。

“ニブチの森“と呼ばれる、このラムサール条約に登録された場所を散策。

ザッ、ザッと枯れ葉を踏み歩き、森の色と香り、鳥の声を感じることができた。

ニブチ森の写真

ガイドをしてくれたのは、保久村 昌欣(ほくむら しょうきん)さん。

話がとてもうまく、動植物についてだけでなく、島や森の歴史まで教えてくれ、そしてよく笑わせてくれた。

ニブチ森の写真

昌欣さんは、自然への祈りを毎日欠かさないという。

“人は生きているというより、自然に生かされている”

そういう自然への感謝とともに生きているという。

「感謝かぁ・・・」
少し忘れかけていた気持ちだった。

久しぶりに歩き疲れたが、身体はポカポカし、むしろ体がほぐれた感じがした。

今日はホテルでゆっくりしよう。

2日目secondday

2日目は神聖なビーチと呼ばれる
「アーラ浜」へ

翌日はゆっくりと起床し、昼頃に「アーラ浜」へ。

手つかずの天然の砂浜であるこの場所は、観光客も少ない場所のようだ。

03
アーラ浜の画像

サンゴの石が混ざった、粒が大きめの白砂の上を歩く。

かかとからつま先へと、沈み込む足裏の感覚が面白く、同じ場所をいったり来たり。

アーラ浜の画像

「あ、私、久米島にいるんだ。」

そのことをあらためて実感し、うれしくなった。

なんだかお腹がすいてきた。

車の画像

美味しい!車海老そば。

昼食は「ゆくい処 笑島(ゆくいどころ わしま)」へ。

沖縄そばの上に、殻ごと食べられる車海老が2~3尾のった「車海老そば」で有名だ。

「にっぽんの宝物グランプリ世界大会」でワールドグランプリを受賞したメニューらしい。

04
車海老そばの画像

「おいしい!」食べた瞬間にそう思った。

噛むほどに、うま味が増す車海老に加え、海老のダシがギュッとつまったスープは、塩分が控えめで味わい深い。

島の天然水で育てる「惣慶(そけい)もやし」のシャキシャキとした食感も良い。

車海老そばの画像

海洋深層水で稚海老から育てる車海老は、やわらかく、殻ごと食べることができた。

海洋深層水について調べてみると、「バーデハウス」という温水施設がでてきた。

海洋深層水100%活用した施設とのこと。

そこには、「水中リラクゼーションWATSU(ワッツ)」という温浴プールでのプログラムがあるという。

車の画像

海洋深層水に身をゆだねて

「リラックスできるし、美容によさそう」。
そう思い、電話をしてみると、たまたま予約に空きがあり。

「午後、予約をお願いします」。
そう伝え、早速、その場所へ向かうことにした。

「水中リラクゼーションWATSU(ワッツ)」は、海水の浮力を利用し、身体の無駄な力が徐々に抜いていくプログラムだ。

最初はいろんなことを考えていたが、セラピストに身を委ねていると、自然と何も考えなくなった。

05
WATSU(ワッツ)の画像

寝ているようで、起きているような、宇宙にいるようで、体がとろけるような、とても言葉にしがたい不思議な感覚だった。

体験が終了し、目を開けると、「あれっ?」

身体だけではなく、頭の中もすっきりしていることに気づいた。

「自分のスイッチを切ることも大切なんだ」。

WATSU(ワッツ)の画像

屋外のジャグジーからの眺めも最高だった。

目の前には「畳石」とそこから望む青い海が広がっていた。

船の画像

ハテの浜でサンセット

「そういえば、ハテの浜に行っていない・・・」。

そのことに気づいたのは、バーデハウスの帰り。

「明日帰るのに無理か」と思いながら調べてみると、サンセットツアーがあることが分かった。

夕方ごろ港へ向かい、船で約30分。

ハテの浜についた。

06
はての浜の画像

夏は観光客でにぎわうという、ハテの浜をほぼ貸し切り状態。

アーラ浜と異なり、砂がきめ細かい。

砂を握ると、指の間からサラサラと砂時計のようにこぼれ落ちていく。

はての浜の画像

「昨日、飛行機から見た、あのきれいな砂浜の上に立っているんだ」。

そう思うと、うれしさでドキドキしていた。

時が経つにつれ、空がピンク色に染まりだした。

はての浜の画像

ピンクに染まった空、昨日見た景色とは全く違った色になっていた。

「うわぁ、きれい。少し風が強いけど、来た甲斐があった」。

はての浜の画像

“海はマイナスイオンが豊富だ。”

何かの本で読んだそのことを思い出し、いっぱい深呼吸して帰ることにした。

帰りの船で、船長さんがふとこう話した。

「今日は天気がいいね。星も良く見えるよ」。

車の画像

久米島の畳石で星空浴

「星空をみるなんていつぶりだろう?」

星がきれいに見える、近くの場所を船長さんに聞くと、畳石を紹介され、再び、バーデハウスの目の前へ来た。

余計な明かりがない。暗がりに包まれたその空には、満点の星が瞬いていた。

07
畳石の画像

「悩みも1つの星のような小さな存在なんだろうな」

そう考えると、悩んでいることが無意味だと感じた。

撮影をしているガイドさんがいる。それくらいこの場所は夜の絶景スポットなのだろう。

「今日は感動してばかりで、お腹がすいた。」

ちょっと居酒屋で夕食にしようかな。

車の画像

おいしい島の料理

ふらっと入ったのは、オオ・ハッピーという居酒屋だった。

地元の料理を食べておきたい。
そう思い、タコライスや、海ぶどう入り卵焼きを注文。

卵焼きを食べてみるとプチプチと口の中ではじける海ブドウがクセになるほどおいしい。

08
島料理の画像

「お姉さんどこから来たの?」

接客や料理作りで忙しくしていた、おばちゃんが話しかけてくれた。

おそらく一人だったので気にかけてくれたのだろう。

そこから他愛もないおしゃべりが続いたが、沖縄の特有のイントネーションとアットホームな話し方で癒されている自分がいた。

島料理の画像

「なんで今回は一人なの?」との質問を機に、ふと、人付き合いでの悩みを打ち明けた。

すると、「なんくるないさ、自分以外の人は先生と思いなさい。いろんなことを人生で勉強させてもらっているんだよ。」
と教えてくれた。

優しくあたたかい、
しまんちゅ

その瞬間、たまっていた感情があふれ、泣いてしまった。

人と距離を置きたいと思って始めた旅行だったが、それを解決してくれたのも人だった。

島の人はみんなあたたかく、そして感謝にあふれている人ばかりだった。

島料理の画像

その後も少しお酒の力を借り、たくさん話を聞いてもらった。

3日目thirdday

泣きたくなったら久米島へ

一人旅の最終日。

今日は目覚めが良く、いつもより早く起きた。

最終日だから、久米島のきれいな空気を感じたいと思い、ほとんど化粧もしないまま、ホテル近くの登武那覇(トンナハ)城跡公園へ向かった。

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登武那覇(トンナハ)城跡公園の画像

高台に位置するこの場所からは、遠くに、ハテの浜が見える。

久米島の原風景とともに、ときどき吹く風は、草木をなでながら走っていくように見えた。

「本当にすてきな場所だなぁ」

登武那覇(トンナハ)城跡公園の画像

行く先は、ほとんど到着して決めたが、島内だと約30分以内で行きたい場所へ行くことができた。

今思えば無計画な旅行だなと思ったが、そんな私を、この島と島の人たちは、受け入れてくれた。

誰にも教えたくない場所
心が落ちつく場所
私の居場所

わたしにとって久米島はそんな場所になった気がする。

「んんー!!よしっ!!」
背伸びをしながら、何度か深呼吸をした。

チェックアウトの身支度をすべく、ホテルへ帰ることにした。

あたらしいアタシに

旅から早くも1週間の月日が経った。


あれ以来、おばちゃんの言葉を胸に、人付き合いもうまく割り切ることができ、小さなことで悩まなくなっていた。

女性の画像

そして何より、いろんなことに、前向きになれたし、笑うことが増えた気がする。


“あたらしい、アタシ”

心地よく、なんだか不思議な言葉。


「これもおばちゃんのおかげだな。ありがとうおばちゃん、また帰るね。」

「家出旅コンシェルジュ」の活用

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「久米島へ来たけれど、旅の過ごし方がわからない」などの、一人旅の不安はどんなことでもご相談ください。家出旅コンシェルジュが全力でサポートいたします。

一般社団法人 久米島町観光協会
(家出旅コンシェルジュ)
住 所 沖縄県島尻郡久米島町字仲泊966−33(あじまー館内)
電 話 098-896-7010
営業時間 8:30~17:30
定休日 土日祝祭日・年末年始
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今回旅したところ

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癒し(ストレス解消)の過ごし方のご提案

瞑想

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「瞑想」とは、過去や未来の思考を切り離し、今(現在)に意識を向ける作法をいう。
心を静めて集中したり、ぼーっとしたり、祈ったりなど。脳全体を活性化させる働きがあり、感情の抑制、集中力の向上、うつ病や不眠の改善など、科学的にその効果が証明されてきている。「マインドフルネス瞑想」や、「歩行瞑想」など、ジャンルも増えつつある。

■オススメのスポット

ミーフガー
(癒し指数★★★)

アーラ浜
(癒し指数★★★)

水中リラクゼーションWATSU
(癒し指数★★★★★)

登武那覇城跡公園
(癒し指数★★★★)

エクササイズ(軽い運動)

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軽い有酸素運動は、ストレス値や血圧の低下につながるといわれている。朝に太陽の光を浴び、軽い有酸素運動を行うだけで、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌され、睡眠の質が向上する効果も証明されている。最近では、森や海など自然環境を散歩する「グリーンエクササイズ」がさらに効果があるとの研究があり、注目を集めている。

■オススメのスポット

ニブチの森散策
(癒し指数★★★★★)

アーラ浜
(癒し指数★★★)

ハテの浜サンセット
(癒し指数★★★★)

登武那覇城跡公園
(癒し指数★★★★)

水中リラクゼーションWATSU
(癒し指数★★★★★)

畳石での星空浴
(癒し指数★★★)

話す

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悩みを人に話すこと(自己開示)は、思考の整理法の一つである。思考を話す(言語化)ことにより、事実と悩みや課題を整理することができる。ネガティブな言葉よりポジティブな言葉の割合を高めるだけで、幸福度は高まる。紙に書くことも同様の効果が得られる。

■オススメのスポット

オオ・ハッピー
(癒し指数★★★★★)

体に良いものを食べる

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卵や肉類、乳製品などの、良質なたんぱく質を摂取すると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌され、ストレス値が減少する。また、車海老はアスタキサンチンという成分を含み、疲労回復や、脳機能の改善、抗酸化作用(アンチエイジング効果)などの効果が期待できるといわれている。

■オススメのスポット

オオ・ハッピー
(癒し指数★★★★★)

ゆくい処 笑島
(癒し指数★★★★)

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【期間限定】家出旅マフラーをプレゼント

【期間限定】家出旅マフラーをプレゼント

対象期間:2019年10月1日~2020年3月31日
商品をご予約され、かつ対象期間中に「久米島・家出旅オリジナルマフラーまたはサコッシュ」のいずれかを全員にプレゼントいたします!

詳しくは下記「家出旅」プランをご覧ください。

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