


史跡
天后宮(てんこうぐう)
航海安全の女神が祀られる
【県指定有形文化財建造物】
ブサードー(菩薩堂)と呼ばれ、三間四方の入母屋(いりもや)造り、本瓦葺きの建物です。四方に雨端がめぐらされ、室内正面に仏壇を設け、厨子(ずし)を安置しています。その中に天妃(てんぴ)像を中央にして左右に千里眼、順風耳の二神が配されていましたが、いずれも損壊しています。1756年、尚穆(しょうぼく)王の冊封のために来琉した冊封使一行(正使全魁、副使周煌)が真謝泊港外で台風のため座礁し、地頭代宇根親雲上絜聡(じとうだいうねぺーちんけいそう)をはじめ、間切住民らにより全員(200人余)無事に救助され、冊封の儀式を行うことができました。これを神佑(しんゆう)として感謝の上、進言により1759年に天后宮が建立されました。また、同敷地内には「琉球国新建姑米山天后宮碑記」の石碑があります。
施設情報
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![]() | 天后宮(てんこうぐう) |
![]() | 〒901-3104 沖縄県島尻郡久米島町字真謝 |