久米島コンシェルジュに聞いてみる

コンシェルジュ

お客様には、発症が起こらないよう、細かく正確な情報をご提供する。 久米島の事業者には、アレルギー対応に関する不安を和らげるようサポートする。

お客様と久米島事業者との“橋渡し”をするのが、私の仕事です。久米島コンシェルジュは、患者家族の島滞在の「何でも相談所」です。普段ご使用のアレルギー対応食材が島の小売店で買えるか、といったようなお問合せにも、自ら調べ、「できること」と「できないこと」を正確にお伝えします。

この役割で重要なのは、まず、お客様の気持ちを理解すること、そして何より自ら食物アレルギーに対する知識をもつことだと思っています。

お客様に安心して快適にお過ごしいただくために、講習や本で勉強したり、家庭でも米味噌などの特殊食材で料理をしてみるなど、食物アレルギーに関する知識を磨くように努めています。

「行くかわからないのに相談しにくい」などと思わず、まずは、お気軽にお問合せください。久米島生まれ・久米島育ちの地元住民ならではのアドバイスで、食物アレルギーっ子やそのご家族に、都会ではできない体験や島の大自然に触れられるきっかけを提供できればと思っています。

久米島コンシェルジュは、お客様が安心して旅行に来ていただけるよう、ご旅行前の事前相談をお受けし、ご旅行をコーディネートします。
メールや電話でのやり取りを通じ、久米島でのアレルギー対応に関するご質問、ご希望、および久米島観光に関するご質問にお答えします。

具体的な活動は
  • お客様が来島される前に、お客様のアレルギー症状を公立久米島病院へ伝達します。これを受けて病院の小児科医は、看護師含め院内で連携し、万が一の際に適確な対応が出来るように準備をします。
  • お客様のご希望を反映した行程表を旅行前に作成し、ご提示いたします。例えば、海のレジャーには、潮の満ち引きにより出来ない時間帯があります。またお食事時間は決まっております。これらを考慮し、お食事、野外活動などお客様のご希望を可能な限り反映した行程表を提示します。
  • お客様に合った野外活動選びのお手伝いと、手配をいたします。アレルギー対応に関しては、野外活動のガイドに、アレルギー対応のお客様であることを事前に伝え、ミネラルウォーター以外の飲食物をお出ししない、緊急時に備え車両を待機させる、などの手配をいたします。
  • 久米島の対応食に関するご質問にお答えします。さらに、除去対象10品目以外の食材(例えばじゃがいもなど)を除去されているお客様に対しては、除去品目を使用していないメニューを選ぶお手伝いをいたします。
  • 対応食の原材料をすべて確認しております。調味料などの加工食品は、2次原材料や、製造ラインでの混入可能性を、追跡が可能な限り調べております。
  • ダニやホコリに敏感なお客様は、事前にご要望をコンシェルジュにお伝えくだされば、客室の入念な清掃や、排気を極力抑えた掃除機を使用するよう、ご宿泊ホテルに指示を出します。
  • ホテルと連携し、適格なアレルギー対応が出来るようにします。たとえば、繁忙期ではホテルの混雑状況を把握し、食事時間を早めるなど、余裕を持った対応が出来るようアレンジします。

アレルギー対応サービス料は、上記の活動の費用として、また、今後も引き続き、多くのアレルギーっ子家族に、安心してご旅行いただくための基盤の拡充に、役立たせていただいております。